アメリカに来てから1周年

アメリカに来てから一年が経った。なんだかもう5年くらいいるような気がする。一年前に来た時は、正直分からないことだらけで不安だった。言葉はもちろん、重さや長さの単位、交通ルール、テレビ番組、常識にいたるまで、ことごとく日本と違っていたからだ。今まで貯えてきた、経験が0に戻されたようなものだ。

とは言っても能力自体は、ゼロになるわけではないので、経験を積めば積むほど、レベルがあがっていくのも早い。また、今まで積み上げたものを一旦ゼロに戻されることで、古い経験に固執することがなくなり、頭が柔軟になったような気もする。

パーティで道を訪ねたセグウェイに乗っていた人がGoogleの創始者だったり、アラン・ケイの講演で次のインターネットの可能性を感じたり、世界発のウェブログに関するカンファレンスでの熱い議論(ケンカ?)を目の当たりにしたり、ガイ・カワサキと直接話すことができたり、何気なく打ち合わせをした人がジャンルイガセーだったり、実に刺激の多い1年だった。

アメリカに来る前は、ブロードバンドでは日本より遅れているしドットコムバブルは崩壊しているし、もうシリコンバレーでは新しいものが生まれてこないのではないかとたかをくくっていた。しかしそれは大間違いだった。日本まで聞こえてくるもの以上にたくさんの「思いもつかない発想」がこの場所では生まれている。もちろん全てが成功するわけではないけど、日本人サラリーマンだったら尻込みしてしまうようなことでも、失敗を恐れず信念をもって強力なパワーで取り組んでいる人がたくさんいる。そして、その中から大きな成功が生まれてくる。

この経験をきちんと活かし、ネットやパソコンを無理なく使うことで僕らの生活を豊かにする方法を実現していきたい。

(2003年 12月 22日 02:15) 

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