強力なダイエット効果を持つ食欲抑制剤は危険なのか?

食欲抑制剤は危険って本当?

食欲抑制剤は危険って本当?

食べ過ぎによって肥満になることを防止するために効果的とされているのが食欲抑制剤です。薬には種類があり、日本で認可されている物もあれば未認可の物もあります。

後者の場合でも個人輸入を利用して入手されるケースも増えています。薬ですので副作用のリスクについてはよく理解しておく必要がありますが、そのためには機序について知ることも大切です。

食欲抑制剤の多くは基本的には中枢神経に作用する効果を持っています。そもそも人間が空腹を感じるのは神経伝達の働きがあるセロトニンという物質が関係しており、この物質は幸福感と関連があります。

沢山分泌されていると満たされた状態になりますので無用に食べ過ぎになりませんが、逆に分泌が少ないと満たされない気持ちが強まり食べ過ぎも生じてしまうのです。

そこで活躍するのが食欲抑制剤です。セロトニンの分泌を調節してくれる働きがあるため、食べ過ぎにならないように中枢神経にも働き掛けてくれます。

こうした効果を持つのが特徴の薬ですが、その点を踏まえての危険性もあります。まずうつ病の場合は服用を控える必要があります。

セロトニンを調節するということは精神状態にも影響する可能性があるということですので、症状をさらに悪化させてしまう危険性が考えられます。また、神経過敏やいらいらなどを感じている場合も同様に注意が必要です。

心臓に問題がある人も使用は厳禁です。食欲抑制剤は血管にも重篤な副作用を引き起こす可能性があると報告されており、しかも数としても希というわけでもありません。命にかかわる可能性も否定できませんから、心臓をはじめ、何らかの持病を抱えている場合は要注意と言えます。

依存するリスクについても気を付けなければいけません。食欲抑制剤は依存性の強い薬でもあるため、服用をしないと落ち着かない、いらいらを感じるなどの危険性もあります。

長期的に服用をするのもリスクになりますから、飲まずにいられないようなことにしないためにも、上手に付き合っていく姿勢が求められます。

その他にも副作用として、口の渇きや頭痛、吐き気、不眠などが起こることもあるのですが、これは比較的軽度な症状で済むことが多いです。ただ重度の副作用のリスクがある以上、軽視して利用することはできません。

特に医師の許可なく用いている場合は気を付けた方が良いでしょう。本来は医師による処方が必要な薬であり、薬によっては認可がされていませんが、それだけリスクがあるということです。

安易に飲むことができない薬ですから、基本的には病院で相談をするのが理想的と言えます。